NTP サーバーの設定を行います。
NTP サーバーをインストールした時点では設定ファイルは存在しないので手動で作成します。
また時間の誤差を保存するファイルである driftfile を作成します。
driftfile 保存ディレクトリの作成
driftfile は ntpd が時刻の調整を行う際に NTP サーバーから入手した時刻と ntpd が動作しているマシンとの時刻のずれを記録するファイルです。
driftfile を利用することで ntpd が上位の NTP サーバーと通信することができなくなったときでもそれまでの時刻の調整の履歴からある程度の精度で時刻を調整し続けることがでようになります。
以下のように driftfile を保存するディレクトリを作成します。
またこのディレクトリには設定ファイルも保存します。
# mkdir /usr/local/ntp/etc
NTP の設定
NTP の設定ファイルである ntp.conf を以下のように作成します。
# vi /usr/local/ntp/etc/ntp.conf
/usr/local/ntp/etc/ntp.conf
driftfile /usr/local/ntp/etc/ntp.drift
server 210.173.160.27
server 210.173.160.57
server 210.173.160.87
server 210.173.160.27
server 210.173.160.57
server 210.173.160.87
上記の設定では NTP サーバーを 3 つ指定していますが、制度をあげるためには複数指定することが推奨されています。
しかし複数指定することは必須ではなく最低 1 つのサーバーを指定すれば時刻の同期をとることができます。
NTP サーバーは インターネットマルチフィード時刻情報サービス for Public から提供されています。