バージョン 1.3 ではすでに新機能の新規搭載は行われておらず、バグフィクスのみが行われています。最新機能は主に 2.2 系列に取り入れられています。
Apache 1.3
- Apache 1.3 のインストール
Apache HTTP SERVER PROJECT から Apache のソースファイルをダウンロードしてインストールを行います。
ここでは mod_rewrite、mod_ssl、mod_dav モジュールを動的共有オブジェクト(DSO)として組み込みます。
mod_ssl を組み込むためには OpenSSL が必要です。 - Apache 1.3 の設定
Apache をインストールしたあとは、デフォルトの設定ファイルが作成されます。
Apache の実行にはこの設定ファイルを使いますが、起動するための最低限の設定を行う必要があります。
Apache の設定は httpd.conf ファイルを使って行います。 - Apache 1.3 の起動
インストールした Apache を起動して動作の確認を行います。
また Apache の自動起動スクリプトを作成して OS 起動時に自動的に Apache を起動するように設定します。 - Apache 公開ディレクトリの設定
Apache のデフォルトの設定では Apache のディレクトリの htdocs ディレクトリが公開ディレクトリとなっています。
ここではホームページの公開するためのディレクトリを新規に作成してそのディレクトリに html ファイルを設置、公開するための設定を行います。 - Apache のバーチャルホスト
バーチャルホストとは、1 台のマシンで複数の Web サイト扱う運用方法のことをいいます。
Apache のバーチャルホストには、名前ベースのバーチャルホストと IP ベースのバーチャルホストがあります。
名前ベースのバーチャルホストとは、ひとつの IP アドレスで複数のウェブサイトを運営する場合に使い、IP ベースのバーチャルホストとはウェブサイトごとに IP アドレスを使用する方法のことをいいます。
ここでは honana.com と virtualhost.com のふたつのウェブサイト使って名前ベースのバーチャルホストを設定する方法について解説します。(DNS サーバーによって名前解決が正しく行われている必要があります)