ISC BIND から BIND のソースファイルをダウンロードしてインストールする方法を紹介します。
ほとんどの場合、標準でシステムに BIND がインストールされているので削除してからインストールを行います。
既存の BIND の削除
すでにシステムに BIND がインストールされている場合は BIND を停止して削除します。
# /etc/rc.d/init.d/named stop
# yum -y remove bind
# yum -y remove bind
BIND のダウンロードとインストール
BIND のソースファイルを ISC BIND からダウンロードします。
# wget -P /usr/local/src ftp://ftp.isc.org/isc/bind9/9.4.1/bind-9.4.1.tar.gz
インストール先となるディレクトリを作成し、ソースファイルを保存したディレクトリに移動します。
# mkdir /usr/local/bind-9.4.1
# cd /usr/local/src
# cd /usr/local/src
続いてダウンロードしたソースファイルを展開してコンパイルとインストールを行います。
# tar xzf bind-9.4.1.tar.gz
# cd bind-9.4.1
# ./configure --prefix=/usr/local/bind-9.4.1
# make
# make install
# cd bind-9.4.1
# ./configure --prefix=/usr/local/bind-9.4.1
# make
# make install
— configure オプションの解説
- インストール先のディレクトリを設定します。
- –prefix=/usr/local/bind-9.4.1
BIND のディレクトリを /usr/local/bind としてアクセスできるようにシンボリックリンクを作成します。
# ln -sfn /usr/local/bind-9.4.1 /usr/local/bind