Apache 2.2 では 2.0 と比べて以下のような変更点があげられます。認証モジュールにおいて機能ごとにモジュールを分割するなどの見直しが行われた。メモリーキャッシュやディスクキャッシュなどの HTTP コンテンツの動的キャッシュ機能が強化。プロキシでロードバランスを実現する mod_proxy_balancer モジュールが追加Tomcat のサーブレットコンテナとの通信で使われる AJP1.3 プロトコルを直接扱える mod_proxy_ajp モジュールが追加。2Gbytes 超のファイルの取り扱いが可能。mod_filter によるフィルタ機能の強化。mod_dbd モジュールによる RDBMS との連携処理中のリクエストの完結を待って終了処理を行う graceful stop を採用。Perl 互換正規表現ライブラリ 5.0 の採用。MPMに新たに event MPM を追加。コネクション処理を受け持つスレッドのスタックサイズを ThreadStackSize ディレクティブを使って調整可能に。DSO 動的モジュールの一覧表示が可能に。httxt2dbm コマンドを使ってテキストファイルからDBMファイルを生成。mod_imap モジュールを mod_imagemap へ名称変更。mod_ssl の RFC 2817 対応
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Apache HTTP Server 2.2
- Apache HTTP Server 2.2 のインストール
Apache HTTP SERVER PROJECT から Apache のソースファイルをダウンロードしてインストールを行います。
ここでは mod_rewrite、mod_ssl、mod_dav モジュールを動的共有オブジェクト(DSO)として組み込みます。 - Apache HTTP Server 2.2 の設定
Apache をインストールするとデフォルトの設定ファイル httpd.conf が作成されます。
Apache の設定はこの httpd.conf ファイルを使って行います。
ここでは Apache を起動するための最低限の設定を行います。 - Apache HTTP Server 2.2 の起動
インストールした Apache を起動して動作の確認を行います。
また Apache の自動起動スクリプトを作成して OS 起動時に自動的に Apache を起動するように設定します。 - Apache 公開ディレクトリの設定
Apache のデフォルトの設定では Apache のディレクトリの htdocs ディレクトリが公開ディレクトリとなっています。
ここではホームページの公開するためのディレクトリを新規に作成してそのディレクトリに html ファイルを設置、公開するための設定を行います。 - Apache 実行ユーザーの設定
サーバーが不正にアクセスされた場合でも被害を最小限に抑えるためには、サーバーを実行するユーザーに権限を与えないことです。
ここでは権限が少ない Apache 専用ユーザーを作成してそのユーザーがサーバーのリクエストに応答するように設定します。