Fedora Core 2 をインストールした後のパッケージを最新のものへと更新します。
この作業は yum を使って行います。
yum とは Fedora Core で採用された rpm パッケージ管理ソフトウェアで、依存関係があるパッケージも自動的にインストールしてくれます。
またここではサーバーを構築するために必要な設定を行います。
yum の設定
yum のデフォルトの設定ではパッケージのダウンロード先が Fedora Project 公式レポジトリサーバーになっています。
このダウンロード先を日本国内のミラーサーバーに変更することで処理時間を短縮することができます。
yum の設定ファイルを編集してパッケージのダウンロード先を日本のミラーサーバーに変更します。
/etc/yum.conf ファイルを編集して以下のように記述します。
cachedir=/var/cache/yum
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
pkgpolicy=newest
distroverpkg=redhat-release
tolerant=1
exactarch=1
retries=20
[base]
name=Fedora Core $releasever – $basearch – Base
baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/$releasever/$basearch/os/
[updates-released]
name=Fedora Core $releasever – $basearch – Released Updates
baseurl=http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/updates/$releasever/$basearch/
以下省略
パッケージの更新
Fedora Core に含まれているパッケージを最新のものへと更新します。
yum を使ってパッケージをアップデートするには、yum コマンドに update キーワードを指定して実行します。
開発環境 のインストール
サーバーを構築するために必要な開発環境をインストールします。
gcc などのコンパイラはプログラムをソースコードからコンパイルする際に必要となります。
パッケージのインストールは install キーワード使って行います。
一般ユーザーの作成
ユーザー権限でサーバーを操作するために一般ユーザーを作成します。
例えば koko というユーザーを作成する場合は以下のように実行します。
# passwd koko
New UNIX password: **********新しく設定するパスワードを入力
Retype new UNIX password: **********確認のためにもう一度パスワードを入力
passwd: all authentication tokens updated successfully.