Tritonn のインストール

Tritonn は MySQL の FULLTEXT インデックスの処理に MyISAM のビルトインの FULLTEXT ではなく、Senna を使うように MySQL のソースコードが改変されています。
また Senna を管理するための SQL コマンドや変数などを追加されていますが、本来の MySQL を扱うような感覚で利用することができます。
インストールに関しても Triton 独自の configure オプションに加えて本来の MySQL の configure オプションも使用します。

Tritonn のダウンロードとインストール

Tritonn のソースファイルを Tritonn 公式サイト からダウンロードしてコンパイル、インストールを行います。

# wget -P /usr/local/src http://jaist.dl.sourceforge.jp/senna/29067/tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a.tar.gz
# mkdir /usr/local/tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a
# cd /usr/local/src
# tar xzf tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a.tar.gz
# cd tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a
# ./configure --prefix=/usr/local/tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a --with-senna=/usr/local/senna --with-mecab=/usr/local/mecab --with-charset=utf8 --with-extra-charsets=all --with-mysqld-user=mysql
# make
# make install

— configure オプションの解説

  1. インストール先のディレクトリを設定します。
    • –prefix=/usr/local/tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a
  2. Senna がインストールされている場所を指定します。
    • –with-senna=/usr/local/senna
  3. MeCab がインストールされている場所を指定します。
    • –with-mecab=/usr/local/mecab

※この他の configure オプションについては MySQL 5.0 のインストール で解説しています。

Tritonn のディレクトリを /usr/local/mysql としてアクセスできるようにシンボリックリンクを作成します。

# ln -sfn /usr/local/tritonn-1.0.9-mysql-5.0.51a /usr/local/mysql
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