PostgreSQL 7.4 をインストールした後に行う設定と、PostgreSQL で使用する基本的な機能を紹介します。
PostgreSQL の管理ユーザーの設定やデーターベースの作成、ログイン方法などを紹介します。
管理ユーザーのパスワードの設定
PostgreSQL をインストールした直後は PostgreSQL の管理ユーザーである postgres のパスワードが設定されていないのでパスワードを設定します。
# su - postgres
$ psql -c "alter user postgres with password '**********'" -d template1
$ psql -c "alter user postgres with password '**********'" -d template1
ALTER USER
$ exit
ユーザーの登録と削除
PostgreSQL をインストールした直後はスーパーユーザーしか存在しません。
普段 PostgreSQL 内でデーターベースにアクセスするための一般ユーザーを作成します。
PostgreSQL のユーザーは createuser コマンドを使って作成します。
# su - postgres
$ createuser -A -D -P koko
$ createuser -A -D -P koko
Enter password for new user: **********新しく設定するパスワードを入力
Enter it again: **********確認のためにもう一度パスワードを入力
CREATE USER
Enter it again: **********確認のためにもう一度パスワードを入力
CREATE USER
— createuser オプションの解説
- 他のユーザーを作成することを禁止します。
- -A(–no-adduser)
- データーベースの作成を禁止します。
- -D(–no-createdb)
- パスワードのプロンプトを表示します。
- -P(–pwprompt)
ユーザーが作成されたかどうかを確認するために、登録されているユーザーの一覧を表示します。
$ psql -c "select usename from pg_user" -d template1
usename
———-
postgres
koko
(2 rows)
———-
postgres
koko
(2 rows)
ユーザーを削除する場合は以下のように実行します。
$ dropuser koko
DROP USER
$ exit
データーベースの作成と削除
新しいデーターベースを作成する場合は以下のように実行します。
# su - postgres
$ createdb -O koko testdb
$ createdb -O koko testdb
CREATE DATABASE
— createdb オプションの解説
- データーベースの所有者となるデーターベースユーザーを指定します。
- -O(–owner)
作成したデーターベースは以下のコマンドで確認することができます。
$ psql -l
List of databases
Name | Owner | Encoding
———–+———-+———-
template0 | postgres | UNICODE
template1 | postgres | UNICODE
testdb | koko | UNICODE
(3 rows)
Name | Owner | Encoding
———–+———-+———-
template0 | postgres | UNICODE
template1 | postgres | UNICODE
testdb | koko | UNICODE
(3 rows)
データーベースを削除する場合は以下のように実行します。
$ dropdb testdb
DROP DATABASE
$ exit