Apache をインストールするときにモジュールとして組み込んだ mod_proxy と mod_proxy_ajp を使って Apache と Tomcat を連携する方法を紹介します。
Apache と Tomcat を連携するためにはあらかじめ Tomcat のインストールが完了している必要があります。
Apache の設定
Apache の設定ファイル httpd.conf の最後に extra/httpd-proxy.conf の行を追加します。
# vi /usr/local/httpd/conf/httpd.conf
/usr/local/httpd/conf/httpd.conf
Include conf/extra/httpd-proxy.conf
extra/httpd-proxy.conf ファイルを作成して AJP/1.3 プロトコルを使って 8009 番ポートで Tomcat に接続するように設定します。
# vi /usr/local/httpd/conf/extra/httpd-proxy.conf
/usr/local/httpd/conf/extra/httpd-proxy.conf
<Location /servlets-examples/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/servlets-examples/
</Location>
<Location /jsp-examples/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/jsp-examples/
</Location>
ProxyPass ajp://localhost:8009/servlets-examples/
</Location>
<Location /jsp-examples/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/jsp-examples/
</Location>
Apache の再起動
Apache の設定ファイルを変更した後は Apache を再起動する必要があります。
# /usr/local/httpd/bin/apachectl graceful
mod_proxy_ajp の動作確認
Tomcat の 8080 番ポートで動作していたサーブレットや jsp のサンプルアプリケーションがの正しく動作するか確認を行います。
ウェブブラウザを使って http://192.168.0.2/servlets-examples/servlet/HelloWorldExample のようにアクセスして 80 番ポート(Apache が動作するポート番号)でサンプルアプリケーションが動作することを確認します。